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注文住宅にかかる費用は建築費用だけではない!購入にかかる費用を徹底紹介
注文住宅の検討を進めるうえで、建物本体価格などの建築費用に目がいきがちですが、実際はそれ以外にもさまざまなところでお金がかかります。
建築費用の予算取りをしていたものの、想像よりもお金がかかってしまい、予算オーバーしてしまったというケースも少なくありません。
そこで、注文住宅を建てるときに、どういったところにお金がかかるのかについて解説します。
さらに、実際にどのくらいのお金を用意しておけばいいのかも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
✔注文住宅を建てるときは建物本体以外にもお金がかかる
✔注文住宅ではハウスメーカーの見積金額以外に100~300万円程度の費用がかかるときがある
✔引き渡し後の生活をシミュレーションして、なににどれくらいのお金がかかるかを計算することが大切
注文住宅では建物本体以外にもお金がかかる
注文住宅を建てるときは建物本体以外にもさまざまところでお金がかかりますが、どういったところにどれだけの費用がかかるのか想像がつかない方も多いでしょう。
ここでは、建物本体以外に必要な費用の内容や、どれだけのお金がかかるのかについて紹介します。
付帯工事費
建物本体とは別に大きながお金がかかる内容として挙げられるのが付帯工事費です。
付帯工事費の目安は建築費用全体の15~20%程度が目安であるものの、土地の広さや、建物の仕様によって大きく金額が変わります。なお、本体工事費と付帯工事費の内訳はハウスメーカーや工務店によって異なるので、どういった内容が含まれているか確認しておくことをおすすめします。
造成工事費
造成工事とは建物を建てるために土地を整える工事のことで、敷地の凹凸をならしたり、高低差があるときは擁壁などをつくったりする必要があります。
費用の目安としては、敷地の状態や広さによって異なるものの、1,000,000円以上かかることも珍しくありません。
地盤改良費
建物を建てるときに、地盤がどういった地盤なのかを調べることが一般的で、地盤調査の結果によっては地盤改良工事が必要なケースも少なくありません。
どういった地盤改良工事をおこなうかによって、地盤改良にかかる金額が変わりますが、500,000円以上かかることが一般的でしょう。
なお、地盤状態によっては1,000,000~3,000,000円ほどかかることがあるので、事前にどれくらいの費用がかかりそうかハウスメーカーや工務店に確認しておくことが大切です。
外構工事費
外構工事は建物以外の外まわりの工事のことで、門柱や塀、植裁やカーポート、ウッドデッキなどが外構工事の代表例です。
外構工事費は建物の本体価格の10%程度が目安ですが、土地の大きさや形状によって変わることに加え、どういった外構にするかによっても変わります。
水道やガスの引き込み工事費
すでに敷地内に水道管が引き込まれている場合は水道の引き込み工事は必要ありませんが、新たな土地を開拓して建物を建てる場合やもともと設置されていた水道管の口径が小さかったり、老朽化していたりする場合は入れ替えが必要なこともあるでしょう。
水道管の引き込み工事は300,000~500,000円が相場であり、引き込む距離によって変わることが一般的です。
一方、ガスの引き込み工事については100,000~150,000円が目安になります。
ただし、オール電化住宅の場合はガスの引き込み工事が必要ないので、費用を抑えられます。
解体工事費
古い建物を解体して新築する場合は、解体工事が必要となります。
解体工事費の目安は1,000,000~3,000,000円となりますが、建物の大きさや工法(木造、鉄骨、RC造)などによって金額が変わります。なお、アスベストが含まれる建物を解体する場合は、追加で費用がかかることがあるので、事前にどれくらいの費用がかかるのか解体業者に確認しておきましょう。
照明や電設工事費
照明や電設工事費については、建物本体の費用に含まれていないことが一般的です。
照明計画は、建物の大きさはもちろん、どういったインテリアにしたいか、どういった照明を採用したいかによって金額が大きく変わるので、基本的には付帯工事費として計上されます。
照明にかかる費用はプランニングによって変わるものの、300,000~500,000円ほどかかることも珍しくありません。
なお、ダウンライトなどの埋め込み型の照明を使用せず、シーリング照明を採用する場合は、自分で照明器具を用意することで費用を抑えられるでしょう。
諸費用
諸費用は建物本体工事や付帯工事費以外にかかる費用のことであり、建物の登記費用や住宅ローン事務手数料、印紙代などが含まれます。
ここでは、諸費用の内訳や費用の目安について見ていきましょう。
登記費用
建物が完成したあとは、建物の登記をおこなわなければなりません。
注文住宅では、建物の所在や構造を示す表題登記に加え、建物の所有者を示す保存登記、住宅ローンが実行されるときに設定される抵当権設定登記をおこなうのが一般的です。
通常、登記の手続きについては、土地家屋調査士や司法書士がおこない、登記費用や登録免許税がかかります。
登記費用の目安は200,000~400,000円ほどです。
印紙代
工事請負契約書には、印紙を貼り付けることが義務付けられており、 契約金額が1,000~5,000万円なら10,000円、5,000万円以上なら30,000円の印紙が必要になります。
住宅ローン事務手数料
住宅ローンを利用して注文住宅を建てるときは、金融機関に対して住宅ローン融資手数料を支払う必要があります。
手数料の目安は借り入れ金額の2.2%ほどですが、金融機関によって手数料が変わるので事前に確認しておきましょう。なお、ハウスメーカー提携の金融機関であれば、手数料を抑えられる可能性があります。
火災保険・地震保険
住宅ローンを利用するときは、火災保険の加入が必須となっているので、火災保険料についても考えておかなければなりません。
火災保険の契約年数については度々変更されており、2023年1月時点で契約できる最長契約期間は5年間となっています。
火災保険料は建物の大きさや構造、建物本体価格などによって変動し、5年契約で100,000円以上かかることが一般的です。
なお、火災保険と併せて、地震保険や家財保険に加入する場合は、追加費用がかかるので、事前にどれくらいの保険料になるのかシミュレーションしてもらいましょう。
地鎮祭
地鎮祭は工事をはじめる前に神主を招き、土地の神様に対して工事の安全を祈願する儀式です。
地鎮祭をおこなうかどうかは施主の判断になるので、必ずしもかかる費用ではありませんが、地鎮祭をする場合は玉串料として20,000~50,000円程度必要となります。
挨拶まわり
工事中は工事の音や、さまざまな工事車両が往来するので、近隣の家に迷惑がかかってしまいます。
そのため、工事がはじまる前に、ハウスメーカーや工務店の担当者と一緒に近隣に挨拶するのが一般的です。
通常であれば、ハウスメーカーや工務店の担当者が工事の資料や簡単な日程スケジュールがかかれた用紙を挨拶まわりのときに近隣に配布します。
ただ、ハウスメーカーからの案内に加え、施主から近隣住民に粗品を渡すこともあり、1つあたり500~1,000円程度の粗品を用意しておきましょう。
なお、タオルやラップ、スポンジなどの手軽なものが好まれる傾向があります。
工事差し入れ
工事がはじまると、定期的に建築現場に訪れて見学する方も多いでしょう。
その際、工事の作業者に飲み物やお菓子などの差し入れをするのがおすすめです。
もちろん、そこまで高いものである必要はなく、缶コーヒーやスナック菓子などで問題ありません。
注文住宅では引き渡し後にもお金がかかる
注文住宅が完成し、実際に家が引き渡されたあとも、さまざまなところでお金がかかります。
ここでは、引き渡し後に、どういったところにどれくらいのお金がかかるのか見ていきましょう。
引越し費用
旧宅から新宅への引越し費用を用意しておきましょう。
引越し費用は移動距離や荷物の多さに加え、時期によって金額が大幅に異なります。
とくに、就職や進学などの新生活がはじまる2~4月は引越し業者の繁忙期となり、費用が最も高くなるといわれています。
繁忙期(2~4月) | 2人家族 | 4人家族 |
平均 | 約103,058円 | 約162,968円 |
~15km未満 | 約81,429円 | 約126,093円 |
~50km未満 | 約92,039円 | 約149,156円 |
~200km未満 | 約123,774円 | 約187,368円 |
~500km未満 | 約158,294円 | 約250,669円 |
500km以上 | 約221,556円 | 約319,837円 |
引用:「suumo引っ越し料金の費用・相場」https://hikkoshi.suumo.jp/soba/
通常期(5~1月) | 2人家族 | 4人家族 |
平均 | 約77,522円 | 約118,829円 |
~15km未満 |
約67,497円 |
約102,188円 |
~50km未満 | 約73,248円 | 約121,675円 |
~200km未満 | 約89,220円 | 約138,990円 |
~500km未満 | 約116,256円 | 約182,528円 |
500km以上 | 約160,855円 | 約242,133円 |
引用:「suumo引っ越し料金の費用・相場」https://hikkoshi.suumo.jp/soba/
家具・家電
新居にあわせて家具や家電を新調することが多く、購入費用についても考えておかなければなりません。
とくに新築にあわせてダイニングテーブルやソファ、ベッドなどを購入する方が多いでしょう。
そのほか、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電も新しく用意することも少なくありません。
たとえば、65インチテレビなら、100,000~500,000円程度で購入できますが、メーカーやテレビの機能、スペックによって価格が大幅に異なるので、希望や予算にあわせて選ぶのが大切です。
また、洗濯機についても100,000円以下で購入できるものもあれば、容量が大きく、洗剤の自動投入機能がある機種については200,000円以上することも珍しくありません。
エアコン
これまで使用していたエアコンを使うケースがあるものの、注文住宅を建てるにあたり、居室が広くなる場合は部屋の広さにあったエアコンを選ぶのがいいでしょう。
エアコンの購入および設置費用はメーカーや機種、階数などによって変動しますが、100,000~300,000円程度の費用は見ておくことをおすすめします。
カーテン
インテリアにあわせて新しいカーテンを用意される方も多いのではないでしょうか。
そのほか、大開口窓を採用して、カーテンサイズが変わることから、新しいカーテンが必要になることもあるでしょう。
カーテンにかかる費用は、カーテンの種類やサイズなどによって変わりますが、1セットあたり50,000円以上かかることも少なくありません。
とはいえ、大手家具量販店やホームセンターなどでは比較的価格が抑えられた商品が用意されていることも多く、少しでも費用を抑えたい方は量販店などを活用するといいでしょう。
収納グッズ
注文住宅では、ウォークインクローゼットを採用するケースが多く、タンスや後付けクローゼットなどを用意する必要はないでしょう。
ただし、タオルや下着などの細かいものを収納するためのケースやグッズが必要になることがあります。
とはいえ、すぐにすべてを揃えるのではなく、生活していく中で必要なところに必要な収納グッズを設置することが大切です。
調理グッズ
新しいキッチンにあわせて調理グッズの新調を検討される方も多いのではないでしょうか。
家具や家電のように大きなものではないものの、細かいところもしっかりと考慮して予算取りをしておきましょう。
注文住宅では建物本体以外にどれくらいのお金がかかる?
注文住宅では、建物本体以外に付帯工事や引越し費用、家具や家電の購入費などを合わせると、300万円程度必要といわれています。
ただし、外構のプランニングによっては、さらにお金がかかることもあるので、しっかりと資金計画をしたうえで予算取りをおこないましょう。
なお、新築にあわせて家具や家電をすべて新調する場合は、100~200万円以上かかることも珍しくありません。
建物本体価格以外にもさまざまな費用がかかるので、ハウスメーカーや工務店からもらった見積書だけで資金計画を立てることはおすすめできません。
実際に、引き渡しされた後はどれくらいの費用がなににかかるかをしっかりとシミュレーションしておくことが大切です。
とくに、新築にあわせて家具や家電などをすべて新調する場合は、それだけでも大金となります。
そのほか、
建物が大きくなることで光熱費が高くなることもあるので、トータルでどれくらいのお金がかかるのかしっかりと計算したうえで計画しましょう。
まとめ
注文住宅では、建物本体以外にもさまざまなところでお金がかかります。
そのため、ハウスメーカーや工務店からもらった見積書だけで資金計画を立てないことがポイントとなります。
注文住宅を建てるときは、ハウスメーカーに出してもらった見積書だけを注目しがちですが、実際はそれ以外の費用も大きな負担となり、家計にも影響します。
本体価格以外についても細かく確認をしながら、家づくりを進めていきましょう。
ライター
関西地方在住の40代前半の主婦。
2021年12月サンヨーホームズで軽量鉄骨の平屋を建てました。
夫、愛犬ももちゃんと2人/1匹暮らし。
趣味(ロードバイク・犬)を楽しむための家づくりや生活の工夫を日々発信しています。
まるもも