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DINKsに最適な家づくりとは?共働き夫婦二人が暮らしやすい間取りを紹介!
注文住宅を建てる際、将来の家族構成を想定して間取りを検討し、こども用のスペースを考える方が多いのではないでしょうか。
しかし、DINKs夫婦は共働きで、お互いが対等な立場で一緒に生活を送るので、計画段階でこども用のスペースを検討しない方もいるでしょう。
そこで、DINKs夫婦にとってはどういった間取りが最適かについて解説します。
さらに、DINKsの間取り計画で注目したい3つのポイントも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
✔DINKs夫婦は増加傾向にある
✔DINKs夫婦の場合、それぞれの仕事や趣味に集中できるスペースを設けることが大切
✔将来的にこどもを生むことを想定して、こども部屋にもできる洋室をつくることがある
DINKsとは
DINKsとはDouble Income No Kidsの略称であり、結婚したらこどもを生むのが当たり前といった意見がある中で、自らの意思で夫婦二人だけの生活を送ることを決めた夫婦のことを指します。
DINKsは1980年代に欧米で広がり、1990年代に日本で増えはじめました。
1990年にはこどもがいる世帯は全世帯で約40%でしたが、約27%まで減少し、90年代頃からこどもを持つ家庭が減少しているのです。
さらに、2015年の国立社会保障・人口問題研究所による出生動向基本調査によると、こどもを持たない夫婦の割合は夫婦全体の約13.1%という結果であり、1977年にデータと比較すると、約5%も増加しているのです。
なお、2021年の国立社会保障・人口問題研究所のデータを見ると、DINKsは増加傾向にあり、「DINKsを理想とする」方の割合が増えました。
DINKsの間取り計画で注目したい3つのポイント
夫婦で仲良く暮らすには部屋の間取りが非常に重要となるでしょう。
とくにDINKsのような共働き夫婦の場合、仕事環境や生活スタイルなどを意識して間取り計画を進めることが大切です。
ここでは、DINKsの間取り計画で注目したいポイントを、「仕事環境」「生活スタイル」「夫婦の年代」の3つに分けて見ていきましょう。
仕事環境
生活の時間帯が異なる夫婦であれば、それぞれの個室を設ける間取りプランがおすすめです。生活時間帯が異なると、就寝や起床時間などが合わないことがあり、十分な休息が取れないこともあります。
とくに日勤と夜勤とで夫婦の勤務時間が異なる場合は、それぞれがゆっくり休めるようなプランニングが必要になるでしょう。
生活スタイル
夫婦それぞれの生活スタイルを尊重しながら間取りを考えるのも大切です。
たとえば、休日は早起きしてアクティブに過ごしたい男性と、休日はなるべく寝ていたい女性とが同じ部屋で寝ていると、睡眠を妨害されてしまうケースがあります。
生活スタイルの違いによって、それぞれが過ごす時間帯や、時間の過ごし方が違う場合は、寝室を分けるなどの対応が必要になるかもしれません。もしくは、それぞれの部屋を設けて、休みの日だけ別々に寝るといったこともできるでしょう。
また、外食の機会が多いDINKs夫婦であれば、キッチンをそこまで広くする必要がなかったり、ほかの家事を夫婦が分担しやすいような間取りにしたりすることを検討するのもおすすめです。
夫婦の年代
夫婦の年代によって間取りを考えるのもいいでしょう。
たとえば、20〜30代の世代では、将来的にこどもを生む可能性も考慮して、3LDKや4LDKといった間取りにしておくなどの計画をしてもいいかもしれません。
また、 30〜40代の場合、夫婦二人の生活を思う存分楽しめる間取りにするのもいいでしょう。
リビングを広くして開放的な空間をつくったり、お互いがそれぞれの趣味に没頭できる部屋を設けたりすると暮らしが豊かになります。
なお、60代以降のシニア世代では、健康面へ不安をかかえている方も多いので、それぞれの存在を感じやすく、安否確認しやすい間取りにするのがいいでしょう。
DINKsにとって最適な間取りの4つのポイント
DINKs夫婦のライフスタイルはさまざまですが、朝が早く、日中は仕事、夜遅くに帰宅といったパターンもあるでしょう。
しっかりと夫婦の時間を取りたい方や、趣味などに没頭できる自分だけの時間をきちんと確保したい方など、さまざまなケースが考えられます。
間取りについては夫婦で話し合って決めるのが大前提ですが、ここでは、DINKsにとって最適な間取りの4つのポイントを見ていきましょう。
睡眠時間の快適さ
睡眠時間が快適かどうかによって、人の豊かさが変わるともいわれているので、快適な嗣明時間を送れるかどうかがポイントになります。
DINKs夫婦の場合、夫婦二人が同じ部屋で寝るのか、それぞれの部屋で寝るのか、しっかりと話し合ったうえで決めるのがいいでしょう。もちろん、夫婦別々で寝る場合は、それぞれの部屋を確保しなければならないので、必然的に部屋数が増えます。
とはいえ、それぞれのライフスタイルやライフプランに合わせて間取り計画を進めるのが大前提なので、型に縛られず、夫婦でしっかりと話し合って決めましょう。
書斎スペースの充実さ
昨今は在宅ワークが増えていることから、書斎スペースの充実さも非常に大切です。
共働きのDINKs夫婦の場合、在宅ワークだけでなく、家に持ち帰って仕事をする可能性もあるので、仕事に集中できるようにそれぞれの書斎スペースを用意するのがいいでしょう。なお、個室を用意するのが難しいときは、仕事ができるような簡易的なスペースを設けるだけでも、メリハリをつけられます。
趣味を楽しめるスペースをつくる
こどもを生むことを想定していないDINKs夫婦の場合、こども部屋をつくる必要がないので、趣味を楽しめるスペースをつくるのもいいでしょう。
ゲームが好きならゲーム部屋をつくってみたり、料理が好きならキッチンをグレードアップしたり、そのほか、マンガが好きならマンガ喫茶のようなスペースを設けたりすることもできます。
自由を楽しむ
こどもがいる家庭や、将来的にこどもと一緒に暮らすことを想定している家庭であれば、安全性などを考慮した間取り計画が必要になります。
しかし、DINKs夫婦なら、自らの意思でこどもを生まないと決意しているので、小さなこどもがいることを想定した間取りにしなくてもいいのです。
注文住宅であれば、スケルトン階段を採用したり、シアタールームをつくったりなど、自由度の高い設計ができるでしょう。
また、ロードバイクやアウトドアが好きなら、土間を広くとったり、ペットと暮らしやすい環境づくりをしたりなど、こども部屋のスペースが必要ない分、ほかのスペースに面積を取れます。
まとめ
DINKs夫婦にとって最適な間取りでは、LDKが小さくても、夫婦それぞれの夫婦を設けることが大切です。
また、それぞれが在宅ワークに集中できるような書斎スペースをつくるのもいいでしょう。
注文住宅なら、自由な間取り設計ができるので、夫婦でしっかりと話し合って、どのような間取りにしたいか検討することが重要なポイントになります。
DINKs夫婦は、自らの意思でこどもを生まないと決めていることから、こども部屋が必要ない分、ほかのスペースを広くしたり、趣味用の部屋を追加したりすることが可能です。
とはいえ、とくに若いDINKs夫婦の中には、将来的に気が変わってこどもを生む可能性を想定して、こども部屋にもできる洋室を計画することも珍しくありません。
今回は「DINKs夫婦にとって最適な間取り」をテーマに紹介しましたが、実際の間取り計画では夫婦二人がしっかりと話し合うことが大切です。
ライター
コロナ禍を挟みマイホーム完成までに4年かかってる施主。
自身のブログでは苦労話を含めた家づくりに関する情報を発信しています。
彩田すみれ