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【先輩施主体験談】建築中のマイホームは見学にいくべき?
たくさんの打ち合わせを重ねてできあがった図面をもとに、ようやく着工されるとなるとワクワクが止まらないものです。
いざ、工事がはじまると、工事の進捗状況やどういった仕上がりになっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
さらに、工事中は現場を見に行ったほうがいいのか、どのくらいの頻度で見に行けばいいのか悩まれる方もいるでしょう。
そこで、建築中のマイホームを見学するときに注目したいポイントについて、実際の経験をもとに紹介します。
工事中の現場へ見に行って良かったこと
建築中の筆者宅は、今住んでいるところから片道で1時間程度のところにあります。
現場までは比較的行きやすい距離感なので、可能な限り、現場を見学したいと思うに至りました。
ただ、家事、育児などもあるので、頻繁に行くことも難しく、見学頻度としては10~14日に1度程度です。
毎日でも行ける距離だといいかもしれませんが、仕事などの理由から毎日行くのは難しい方も多いでしょう。
なお、建築現場が遠い場所にある場合は、頻繁に行くのはなかなか現実的ではないですよね。
とはいえ、可能であれば週に1回程度は現場に見学に行ったほうがいいでしょう。
それでは、実際に現場に見学に行ってよかったところを見ていきましょう。
電気配線や垂れ壁など図面上では分かりにくい箇所の確認ができた
たくさんの時間をかけて作成していただいた図面には、細かな指示が書かれています。
ただし、実際に工事が始まると多少のズレが生じてしまい、現場監督さんなどから現場確認を求められることがあります。
実際、上棟して間もないころに、電気配線の確認がありました。
ちょうど2回目の現場確認のころでしたね。
「丁寧だな」とはじめて感じたのは、その電気配線の確認の時でした。
電気やコンセントの高さについて、細かく確認してくれたのを鮮明に覚えています。
打ち合わせのときは、動線を考えて「この辺がいい」というざっくりとしたイメージを伝えていたのですが、プロの意見も聞きながら最適な場所を指定できました。
現場を確認する前は、軽い確認程度だと思っていたのですが、実際は2時間ほどかかっていましたね。
そのほか、三角垂れ壁を指定していた箇所があったのですが、大工さんが作ってみると想像していたのとは違う仕上がりになったのです。
図面通りに施工されていても、自身の思い描いている仕上がりと、実際の仕上がりには違いがあることも珍しくありません。結局、見た目よりも機能性を重視して、その垂れ壁をキャンセルすることにしました。
見た目がよくても、構造や利便性を考慮するとおすすめできないというのも、経験豊富な職人さんの意見だとすんなり受け入れられます。
図面には、たくさんの情報が記されていたり、複雑なところは文字や線が重なって読み取りづらくなっていたりすることもあります。
そんな時も直接確認することで、実際の仕上がりをイメージしやすくなり、その都度、理想の家へと調整していけるのが現場見学の重要なポイントといえるでしょう。
設計時にイメージしていたことを大工さんに直接伝えられる
設計時は営業担当者さんと設計士さんに自分(施主)のこだわりをぶつけて図面を作ってもらうのですが、大工さんはできあがった図面をもとに作業をするので、施主の思いをダイレクトに伝えることが難しいです。
実際、現場へ行ったときに、大工さんから「これは何?」と聞かれたことがありました。
その際、用途を伝える、すぐにイメージしてくれて「じゃあ、こうすればいいね!」と理解してもらえ、さらに使い勝手がいいように工夫をしてくれたのです。
コミュニケーションが取れると信頼関係が生まれて意見も言いやすい
何度か現場に見学に行くと、お互い人となりがわかってくるので、見学に行くたびに近況やいろいろな話をしてくれます。
筆者宅では、3回目の見学のときにはすでに仲良くなっていました。(笑)
気さくな大工さんだからコミュニケーションが取りやすいのもありますが、やはりコミュニケーションができると、信頼して任せられるという気持ちになります。
また、逆に大工さんも、施主のためにいいものを作ろうと思ってくれるようです。(担当者談)
現場確認で気をつけたい4つのポイント
次に、建築中のマイホームを見学するときに気をつけたい4つのポイントを見ていきましょう。
工程表を持っていく
着工から竣工までの工程表があると、流れが分かりやすく、見学する日程のスケジュール調整がしやすいです。
筆者宅では、上棟時に施工業者から工程表をもらったのですが、とても細かく書かれていたので非常にわかりやすかったです。
作業項目が具体的に書かれていて、請負業者名も明記されていたので話しかける際も「電気屋さん」というよりは「(会社名)さん」と、お話しできてよかったです。
また、いろんな業者さんが協力して、筆者宅の家づくりに携わってくれていると実感でき感謝の気持ちも湧いてきます。
スリッパなど室内履きを用意する
作業中は木屑などがたくさんあって土足でもいいのかな?と初めは思ったのですが、担当者さんに「現場キレイに使ってるのでスリッパ履いてください!」と注意されたことがありました。
現場ではスリッパなどの室内履きが用意されていることがありますが、人数分がないときもあるので、自分用のスリッパを用意しておくといいでしょう。
なお、家具やカーテンなどの寸法を事前に測るために図面やメジャーを持っていくのをおすすめします。
写真をたくさん撮る
見学のたびに工事が進んでいき、見た目が変わっていくので、写真をたくさん撮っておくことをおすすめします。
建築途中はなかなか見れるものではないので、写真に残しておけば、あとから建築現場の様子を振り返られます。
また、筋交いや耐震金具、断熱材など、気になるところはチェックしながら見るといいでしょう。
気持ちばかりでも差し入れをして労いの言葉を
現場に行くたびに、飲み物だけでも差し入れするようにしていました。
もちろん、差し入れは必須ではないので、あくまでも気持ちです。
人数や好みがわからないので、頻繁には差し入れできませんでしたが、飲み物などの簡単なものでも差し入れをすることで心象がいいかなと思います。
「いつも丁寧にありがとうございます」「いろいろ気にかけてくださって助かります」などの、労いの言葉をかけるとモチベーションが上がるということも聞いたことがあります(担当者談)。
まとめ
建築中の現場を見にいくと良かったことや、見学時のポイントについてまとめました。
頻繁に行ったら迷惑では?と思うこともあるかもしれませんが、そんなことはないと思います。
現場の方々と直接コミュニケーションが取れると安心感にも繋がるのだなと見学してみて感じました。
新居が遠方だと難しいとは思いますが、何らかの形でもなるべくコミュニケーションをとって安心安全に工事が進められるといいですね。
ライター
コロナ禍を挟みマイホーム完成までに4年かかってる施主。
自身のブログでは苦労話を含めた家づくりに関する情報を発信しています。
彩田すみれ