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パナソニックホームズは寒い!?寒さ対策と気になる電気代も紹介!
鉄骨住宅と聞く「寒いのでは?」と思われる方が多いのではないでしょうか。
家が寒いと日常生活に大きな影響が出てしまうので、マイホームの購入において冬の寒さは特に気になるポイントです。
そこで今回は鉄骨住宅が基本構造であるパナソニックホームズでの冬の寒さについて、実体験をもとに紹介していきます。
パナソニックホームズの寒さについて気になっている方は、ぜひ最後までご覧いただき、ハウスメーカー選びの参考にしてください。
✔リビング階段は対策が必要
✔実際にかかった電気代を紹介
✔パナソニックホームズで2度の冬を経験したリアルな声を紹介
家の仕様・スペック
実際に話を進める前に、家の仕様やスペックを紹介しますね。
【仕様・スペック】
- 居住地:広島県
- 建築:2021年
- 家:パナソニックホームズ カサートC
- 建物:2階建て
- 延床面積:120.68㎡(36.50坪)
- 構造:鉄骨造
- 換気システム:エコナビ搭載換気システム(エアロハス非搭載)
- 採用したエアコン(1階):インバーター冷暖房除湿タイプ ルームエアコン CS-EX710D2
- エアコンの設置スペース:19.0帖のLDK(1台)
パナソニックホームズではエアロハスという全館空調システムがありますが、私は費用などを考慮して、全館空調システムを採用しませんでした。
そのため、地熱を利用した換気システムと個別エアコンで室温をコントロールしています。
パナソニックホームズは寒い?
パナソニックホームズの空調システムは床下から取り入れた空気をHEPAフィルターを通して部屋の中に循環させます。
床下の空気の温度は夏は外気より冷たく、冬は外気より暖かいという特性があり、パナソニックホームズでは地熱を活かしたシステムを採用しています。
地熱という自然エネルギーを利用しているので、光熱費を抑えられるのがパナソニックホームズならではでしょう。
冬場は寒い
ただ、本当にそれだけで十分なのか?という疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
2021年1月にパナソニックホームズで新築を建て、これから3度目の冬を経験するところです。
そして、実際住んでみてわかったことは「冬は寒い」ということ。
パナソニックホームズはUA値(断熱性の指標)0.6と鉄骨住宅の中では優秀な断熱性を達成していますが、断熱性が高いだけでは十分な寒さ対策とはいえません。
室内の温かい空気は窓からも逃げていきますし、換気口を通って外気も入ってくるので、どうしても室内の温度が維持できません。
そのため、冬場は暖房を常に稼働させることから、冬場の電気代が膨れ上がってしまいます。
もちろん外に居るよりは、室内のほうが暖かいですが、「思ったよりも寒かった」というのが正直な印象です。
夏は快適
夏はパナソニックホームズの性能が存分に発揮されます。
- 床下の冷熱を利用し、冷たい空気を換気口から取り入れてくれる
- 標準仕様の珪藻土クロスが湿度を調整してくれる
パナソニックホームズでは標準仕様で「室温」と「湿度」を調整できる機能が備わっているので、夏場は快適に過ごすことが可能です。
暑さが厳しい夏でも、冷房のエネルギー消費を抑えられるので、電気代は真冬と比較して安く済みます。
パナソニックホームズはなぜ寒いのか?
私が実際に住んで感じた正直な感想は「想像よりも寒い」でした。
では、なぜ冬は寒くなってしまうのか、その理由についてみていきましょう。
換気システムで室温を維持するのは不可能
冬は熱伝導率が高いコントクリートが冷たい外の空気で冷やされ、コンクリートで覆われている床下も一緒に冷やされてしまいます。
床下の空気を利用するパナソニックホームズの換気システムでは、冷やされた床下の空気がそのまま室内に循環するので、冷たい空気が室内を入り込んでしまうのです。
冬は床下の換気システムが室温の維持と逆効果の働きをしているので、室温を暖かい状態に維持するのが難しいといえるでしょう。
冷気が降りてくる設計だったこと
パナソニックホームズの換気システムだけが悪いわけではなく、設計自体に問題があるのも事実です。
私の家では、リビング階段を採用しています。
広々とした開放的な空間、そして家族とのふれあいの時間を長く楽しめることから、リビング階段は人気がありますよね。
ただ、そのリビング階段という選択が冷気が降りてくる一番の原因だったのです。
また、2階との縦空間のつながりができ、家族同士のコミュニケーションが生まれやすいことから、採用を決めました。
基本的に冷たい空気は上から下に降りてくる性質があるので、二階と直接つながっているリビング階段を通してリビングに冷気が降りてきます。
ほかにも、リビング階段に冷気の侵入口となる窓を設置したことも原因の一つだといえるでしょう。
自然光がLDKまで入ってくるので、採光性の高さが魅力です。
ただ、ここから少なからず冷気が入ってきてしまい、LDKに冷たい空気が落ちてくるので、やはり対策は必要だと感じました。
私の家では、二階から降りてくる冷気とリビング階段に採用した窓から冷気が入り込んでしまい、冬は特に寒く感じるのだと思います。
パナソニックホームズの冬の寒さ対策について
二度の冬を経験して、なにか寒さ対策ができないか考えてみました。
ここでは、実際に行った対策を紹介します。
冷気の侵入口を防ぐ
まず、冷気が入ってくる箇所を防ぐところからはじめました。
寒気が入りにくい窓を採用する
窓から外気が入り込んでしまうので、その窓自体の性能を上げることで、外気の影響を受けにくい環境にできます。
最近では「アルゴンガス封入Low-E複層窓」など冷気を通しにくい窓もあるため、窓選びは十分な検討が必要でしょう。
ちなみに、ハウスメーカーによっては標準で冷気が侵入しにくい窓を採用している場合もあります。
リビング階段には仕切りをつける
リビング階段から冷気が降りてくるため、リビングと階段の間に扉やロールスクリーンのような仕切り設置することも有効な手段です。
冷気が侵入するリビング階段部分を仕切れれば、リビングに冷気が侵入することを防ぐことができるので、リビングの室温を維持することにもつながります。
そのため、リビング階段の設置を考えている方は、冬限定でも仕切りを設置したほうがいいかもしれません。
もちろん、リビング階段の良さが薄れてしまうかもしれませんが、寒さが厳しい時期だけでも一時的に対策をしたほうがいいでしょう。
暖房器具を強化する
使用している暖房器具を性能のいいものに変えるというのも一つの手段でしょう。
たとえば、性能のいいエアコンを選んだり、ファンヒーターを設置したりすることも効果的です。
パナソニックホームズは鉄骨住宅の中では比較的断熱性が優れているハウスメーカーですが、冬はやはり寒いです。
冬の寒さが気になる方は暖房器具の購入を前提として家つくりを進めるのがおすすめです。
正直、高性能な暖房器具がないと寒いです・・・!!
エアロハスを取り付ける
パナソニックホームズの全館空調システムであるエアロハスを採用するのがいいでしょう。
エアロハスは、台のエアコンで家の室温を適正に保つパナソニックホームズ独自の全館空調システムのことであり、エアロハスを取り入れることで、温度センサーが管理し夏でも冬でも快適な室温を保つことができます。
しかし、採用にかかる費用は約250万円と高額なので、慎重な検討が必要です。
ルームエアコンで換算すると、1台30万円のエアコンを8台以上購入できる計算になります。
とはいえ、250万円で建物全体を一定の温度に保つことができ、快適な生活を手に入れられるので、コストパフォーマンスが高いかもしれません。
パナソニックホームズの電気代はいくら?
私は全館空調(エアロハス)を採用せず、エアコンなどの冷暖房機器で対応しています。
特に寒さが厳しい冬はエアコンをフルで稼働させるので、どうしても電気代が高くなってしまいました。
まとめ
「パナソニックホームズの冬は寒いのか」について実際に住んでいる経験をもとに紹介しました。
2度目の冬を迎えて感じたのは、「やはり寒い」ということ。
しかし、全館空調(エアロハス)採用しなかったことや、リビング階段とリビング階段に設置した窓といった間取り上の問題が寒さの原因と考えられます。
家づくり計画の段階で、しっかりと対策していれば、ここまで寒さを感じることはなかったと後悔もあります。
あくまでも、パナソニックホームズが悪いというわけではなく、寒さ対策には綿密な計画が必要ということですね。
パナソニックホームズで冬も快適に過ごしたいのであれば、「エアロハス」「リビング階段」「窓」でしっかり寒さ対策をおこなうことをおすすめします。
ライター
広島在住の30代男性。2021年にパナソニックホームズで注文住宅を建て、現在は妻とこどもと3人で平凡で楽しい日々を送っています。
実際に広島県で家を建てた経験から家づくりのリアルな情報をお伝えします。
自身のブログやSNSでも、家づくりに関する情報を発信中。
ヒロ