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トヨタホームの全館空調(スマートエアーズプラス)とは?採用するメリット、デメリットを徹底紹介
理想の家づくりには入念な打ち合わせのもと、家族構成やライフスタイルに合った間取り設計や住宅設備選びがポイントになるほか、快適な空調管理も重要な要素になるでしょう。
昨今はさまざまなハウスメーカーで快適な暮らしを提供すべく、床暖房や床下エアコン、さらに全館空調システムなどを採用しています。
中でも建物全体の温度を均一に安定できる全館空調システムは幅広く注目を集めており、採用を希望する施主も増えつつあるでしょう。
そこで、今回はトヨタホームの全館空調システムであるスマートエアーズプラスの特徴やメリット、デメリットについて紹介します。
✔トヨタホームにはスマートエアーズプラスという全館空調がある
✔スマートエアーズプラスは床下冷熱を利用したシステム
✔トヨタホームの全館空調は比較的安く導入できる
トヨタホームの全館空調(スマートエアーズプラス)とは
スマートエアーズプラスとはトヨタホームの全館空調システムであり、トヨタグループのデンソーが開発、製造しています。
デンソーはトヨタホーム以外にも三井ホームなどのハウスメーカーや工務店にも全館空調システムを販売していますが、スマートエアーズプラスはトヨタホーム専用品となります。
もともとは「スマートエアーズ」という名称で販売されていましたが、従来版より改良されて「スマートエアーズプラス」となりました。
スマートエアーズプラスとほかの全館空調システムとの違い
ここでは、スマートエアーズプラスとほかの全館空調システムとの違いについて見ていきましょう。
フロアごとにオンオフできる
スマートエアーズプラスはフロアごとに全館空調システムが設置されており、それぞれ個別に温度調整ができるのでフロアごとに温度を変えられます。
また、スイッチのオンオフが自由にできるので、使用頻度の低い2階のスマートエアーズプラスをオフにしたり、送風モードにしたりすれば、電気代の節約にもつながるでしょう。
さらに、1階と2階どちらかの全館空調システムが故障して使えなくなったとしても、もう片方は使用できるので、修理に来てもらう間も全館空調が使えない心配もありません。
床下冷暖房
一般的な全館空調システムは天井または床に設置されたガラリを使って冷たい空気や暖かい空気が室内に吹き出されます。
しかし、暖かい空気は上に登る性質があるので、床が冷たく感じる「底冷え」がネックとされていました。
スマートエアーズプラスは、一般的な全館空調システムと同様にガラリを通って室内温度を均一に安定させることに加え、基礎断熱によって床下を通る外気を遮断し、床下温度を一定にすることで底冷えの発生を抑えられます。
導入コストが安い
一般的な全館空調システムは100~200万円以上かかることは少なくありません。
とくに大手ハウスメーカーの場合、全館空調を採用するだけで300万円以上かかることも珍しくないでしょう。
一方、トヨタホームの全館空調(スマートエアーズプラス)はトヨタグループのデンソーが販売しているので、仕入れコストを抑えることができ、一般的な全館空調システムよりも導入コストが安いのが特徴です。
建物の大きさによって全館空調システムの容量が異なり、金額に違いがあるものの、70~95万円程度で設置できることが多いです。
また、定期的にキャンペーンをおこなっており、スマートエアーズプラスを無料で導入できるケースがあります。
スマートエアーズプラスを採用するときに気を付けたいポイント
スマートエアーズプラスを採用すれば、建物全体の空調管理ができるので、快適な暮らしを送れるでしょう。
とはいえ、採用する際には注意しておきたいポイントがあります。
ここでは、どのようなところに気を付ければいいのか具体的に見ていきましょう。
メンテナンスしなければならない
スマートエアーズプラスは定期的にメンテナンスしなければならず、メンテナンスを怠ると本来の性能を発揮できません。
メンテナンス頻度は使用環境によって異なるものの、2週間に1回程度が目安です。スマートエアーズプラスは24時間稼働していることから、フィルターにゴミやほこりが溜まりやすく、掃除機などで取り除く必要があります。
とはいえ、スマートエアーズプラスを設置している台数分だけのメンテナンスで問題ないので、平屋であれば1箇所、2階建てであれば2箇所のお手入れで済みます。
全館空調システムの設置場所に悩む
平屋でスマートエアーズプラスを設置する場合は屋根裏に機材を置くので、間取りの自由度をほとんど損ないません。
しかし、2階建て以上の場合はそれぞれのフロアに全館空調の機材が設置されるので、置き場所を確保する必要があり、間取りが制限される可能性があります。
ただ、2階建てでも勾配屋根で屋根裏にスペースを確保できる場合は、屋根裏スペースにシステムを設置できるので制限を受けることなく間取りのプランニングが可能です。
とはいえ、2階建ての1階部分については全館空調システムの設置スペースを確保しなければならず、1㎡ほどの広さのスペースをどこかに設けなければなりません。
また、静音設計されているとはいえ、機械音が少なからず出てしまうので、寝室や書斎、リビングなどの長時間滞在する場所の近くには設置しないほうがいいでしょう。
スマートエアーズプラスを採用する場合は機材を廊下や洗面室付近など、音が気になりにくいところに設置するのがおすすめです。
まとめ
トヨタホームの全館空調(スマートエアーズプラス)はトヨタグループのデンソーが開発、製造、販売しており、ほかのハウスメーカーよりも全館空調の導入コストを抑えられるのが特徴です。
また、フロアごとに稼働させられるので、使用頻度の低いフロアの電源をオフにしていれば光熱費の節約にもつながります。
さらに、基礎断熱と合わせることで底冷えを抑えられ、より快適な暮らしを送れるでしょう。
監修者
年子3姉妹を育てる元大手ハウスメーカーの営業。
子育ての経験から『ママが笑顔になれる家』をコンセプトに子育て世代に役立つ注文住宅情報を発信中です。
まみる