※当サイトの一部にはプロモーションが含まれています。
※当サイトの一部にはプロモーションが含まれています。
注文住宅で施主支給のメリット、デメリットとは?
せっかくの注文住宅なので、こだわりがたくさん詰まった家づくりのために自分でアイテムを探して付けたいという方が多いでしょう。
さらに、コストを抑えるために自分でアイテムを揃える方もいるのではないでしょうか。
最近はハウスメーカーや工務店にアイテム選びや商品の手配を任せるのではなく、施主が希望のアイテムを用意してハウスメーカーや工務店に取り付けてもらうことも少なくありません。
実際、「施主支給」という言葉が使われている通り、施主が商品を施工業者に支給するというのがメジャーになりつつあるでしょう。
そこで、施主支給とはどういったものなのかについて解説します。
併せて、施主支給のメリットやデメリット、注意点などを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
✔施主支給で自分好みの家づくりができる
✔施主支給でコストを抑えられる
✔ハウスメーカーや工務店の協力が必要
注文住宅の施主支給とは
注文住宅の場合、トイレットペーパーホルダーや照明、カーテンレールや洗面ボウルなど、ハウスメーカーが取り扱っている商品から選ぶのが一般的です。
そのため、ハウスメーカーによっては自身が希望しているアイテムを選べないことも少なくありません。
しかし、施主支給なら自分で購入したパーツなどをハウスメーカーや工務店に支給して取り付けてもらえるので、自分の好きなものを選べます。
最近はインターネットショッピングなどで、気軽に購入できるので、希望のものを見つけやすいでしょう。
以下のものが施主支給されることが多いです。
- トイレの紙巻き
- タオル掛け
- 照明
- カーテンレール
- 郵便ポスト
- 洗面ボウル(手洗い鉢)
施主支給の2つのメリット
注文住宅で施主支給する2つのメリットを見ていきましょう。
好きな設備や製品を選べる
ハウスメーカーや工務店によっては取扱いメーカーが限られているので、選択肢が少なくて希望のアイテムがないということも珍しくないでしょう。
しかし、ハウスメーカーや工務店が扱っていない商品を施主支給すれば、自分の好みの商品を家づくりに使えるのが大きなメリットといえます。
インターネット通販などで希望の商品を見つけやすく、気軽に施主支給することが可能です。
商品の費用を抑えられる
ハウスメーカーや工務店は商社を通して商品を仕入れることが一般的で、商品自体に利益を上乗せしていることがほとんどです。
そのため、自分で商品を手配するよりも、商品代金自体が高くなることがあるでしょう。
しかし、施主自身が商品を探して購入することで、施工業者を通すよりも安く手配できる可能性があります。
施主支給のデメリット
施主支給にはメリットだけでなく、デメリットもあるので、それぞれを理解した上で検討するのが大切です。
ここでは施主支給の3つのデメリットを見ていきましょう。
施工費用が高くなる
施主支給したものを取り付けてもらう場合、通常よりも高い工賃を請求されることがあります。
ハウスメーカーや工務店を通して商品を購入する場合は商品自体に利益を乗せていることが多く、商品利益を前提とした工賃に設定されています。
しかし、施主支給を行うことで、施工業者の商品利益がなくなってしまうので、その分工賃を高くすることがあるのです。
施主支給によって商品自体の仕入れ価格を抑えることができても、工賃が割増されると、結果的にトータルでかかる費用が変わらないということも少なくありません。
そのため、トータルコストを考慮した上で施主支給するか判断することも大切です。
施主支給は自分で管理しなければならない
商品の品番などの確認はもちろん、発注などをすべて自分で行わなければなりません。
また、自身で商品を探すには時間と手間がかかってしまうことに加え、商品を問題なく取り付けられるか、搬入スケジュールはいつか、などをしっかりと確認する必要があります。
ハウスメーカーや工務店の保証対象外
施主支給品については、あくまでも施主自身が管理しなければならず、ハウスメーカーの保証については対象外になるケースがほとんどです。たとえば、照明を施主支給して、取り付けてもらう際に照明が破損していたり、そもそも照明が点灯しなかったりしても、施工業者は補償してくれません。
また、エコキュートなどの給湯器を施主支給する場合はエコキュート本体にハウスメーカーの保証が付かないのはもちろん、エコキュートの取り付け工事の際に必要な水道工事や基礎工事についても保証の対象外になる可能性があります。
施工業者としては、できるだけリスクを避けたいので、取扱いのないメーカーや商品については商品自体だけでなく、それに付随する工事自体も保証の対象外にするケースも少なくありません。
施主支給は「してもらって当たり前」ではなく、あくまでも、「協力してもらう」という心構えが必要です。
施主支給をするときの3つのポイント
施主支給をスムーズに行うための3つのポイントを見ていきましょう。
施工業者と相談
施主支給を受け付けてくれるか事前に担当者に確認しましょう。
施主支給といっても、トイレットペーパーホルダーや照明、エコキュートなど、さまざまなものがあり、専門的な工事が必要な住宅設備や高額な設備は断られるケースも少なくありません。
また、施主支給する際は支給する商品にトラブルが起きたときの責任について、しっかりと取り交わしをしておくことが大切です。
時間がかかるかもしれませんが、このようなトラブルの場合は施主側の責任、こういった問題が起きたら施工業者の責任というように、施工業者としっかり相談した上で決めることをおすすめします。
金額を比較する
施主支給品を取り付けてもらうときにかかる工賃は、通常の工賃よりも高くなることがあるので、トータルでいくらかかるのかをしっかりとシミュレーションした上で施主支給するのか判断しましょう。
商品によってはハウスメーカーや工務店でが手配できることがあり、商品自体の価格が高くても施主自身が管理する手間を省けるので、時間や労力とのバランスを検討するのも大切です。
施主支給する日を決める
施主支給品をいつまでに施工業者に渡せばいいかを確認しましょう。
商品や設備が届かなければ、その分工期が延びてしまうことがあるので、しっかりとスケジュールを確認しなければなりません。
工程を把握して、タイミングよく商品を渡せるようにあらかじめ担当者と綿密に打ち合わせするのが大切です。
施主支給をするときの注意点
ここでは、施主支給する際の2つの注意点を見ていきましょう。
不足がないか確認
施主支給するアイテムに不足や不備がないか確認しなければなりません。
輸送時に商品が破損してしまったり、不具合が生じたりすることがあるので、商品が届いたらすぐに中身をチェックして、問題ないか確認しましょう。
期日までに発注して受け取る
商品によっては、納期が長く、期日までに施工業者に渡せないといったトラブルにつながる可能性があります。
とくに輸入品は納期が長いことが多いので、余裕を持って発注したほうがいいでしょう。
万一、期日までに渡せなければ、家自体の引き渡し日が延期される可能性があるので注意が必要です。
また、工期が延びればそれだけ工賃もかかる場合もあるので気をつけましょう。
まとめ
注文住宅で施主支給行う場合、商品の管理や担当者との入念な打ち合わせが必要になります。
時間と労力がかかってしまうので、面倒に感じる方もいるでしょう。
しかし、施主支給によって、希望のアイテムを家づくりに取り入れられるので、理想のマイホームを実現しやすくなるかもしれません。
さらに、実際にアイテムを選んで、商品を手配するので、少しだけ家づくりに参加できたような気持ちになるでしょう。