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20代でマイホーム購入は可能?若いうちに注文住宅を建てるメリットと注意点を解説
マイホームの購入は人生において大きな節目の1つとなり、どのタイミングで購入しようか悩まれる方がいるでしょう。
中には20代のうちに憧れのマイホームを持ちたいという方も多いのではないでしょうか。
マイホームの購入は人生で最も高額な買い物と言われており、将来を見据えてしっかりと検討する必要があります。
そこで、20代でマイホームを購入するメリットや、注意したいポイントを解説します。
✔20代で新築注文住宅を購入する割合は12.7%
✔20代でマイホームを購入するなら将来設計を併せて検討しよう
✔マイホーム購入は資金計画が大切
20代でマイホームを購入するきっかけとは
結婚や出産といったライフイベントが大きなきっかけとなり、憧れのマイホームの購入を検討することも少なくありません。
さらに、家族構成が変わることで現在住んでいる家が手狭に感じ、より広い家に住みたいという方もいるでしょう。
そのほか、転職やキャリアアップによって年収が増え、注文住宅を建てたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
結婚や出産、転職などのさまざまなライフイベントがマイホーム購入の大きなきっかけになり、実際に計画を進められる方が多いです。
20代でマイホームを購入している人の割合
20代の2人以上の世帯の持ち家率は24.1%であり、おおよそ4世帯に1世帯がマイホームを所有しているというデータ*¹があります。
ただし、2人以上の世帯を対象とした調査なので、独身世帯を含めると持ち家率は低くなるでしょう。
というのも、国土交通省が実施した住宅市場動向調査によると、30歳未満で新築注文住宅を建てた割合は12.7%*²に留まっているのです。
また、新築注文住宅を建てた世帯主の年齢のボリュームゾーンは30歳代で44.8%、次に多いのが40歳代で23.3%という結果です。
30歳未満 | 30歳代 | 40歳代 | 50歳代 | 60歳以上 | |
新築注文住宅 | 12.7% | 44.8% | 23.3% | 8.2% | 11.0% |
分譲戸建て住宅 | 15.4% | 47.0% | 27.7% | 5.3% |
– |
分譲マンション | 5.0% | 38.2% | 27.9% | 12.1% | 15.7% |
*¹金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」より
*²国土交通省「令和3年度 住宅市場動向調査 報告書」より
20代でマイホームを購入するメリット
20代でマイホームを購入する大きなきっかけとして、結婚や出産、転職などのライフイベントがあります。
ここでは、20代でマイホームを購入する2つのメリットについてみていきましょう。
長期ローンを組める
住宅ローンを利用してマイホームを購入する方がほとんどです。
若い世代は働き始めてからの期間が短く、頭金に充てられる貯金が少ない場合も珍しくありません。
ただ、住宅ローンの借入時期が早いことから、長期ローンを組みやすいのがメリットといえるでしょう。
一般的な住宅ローンの返済期間は30~35年ですが、最近は40年、50年という長期で組める住宅ローンがあり、返済期間を長くすることで月々の返済負担を抑えられます。
出産やこどもの成長に伴い、何かとお金がかかることも少なくありません。
そのため、あえて長期ローンを組んで毎月の負担額を抑え、万一の出費に備えて貯金するという選択肢もあるでしょう。
老後資金を準備しやすい
20代で住宅ローンを組めば退職までに完済できるので、老後の住宅費の負担を抑えられます。
また、完済時期から逆算することで老後資金を計画しやすくなるでしょう。
さらに、40年などの長期ローンを利用して月々の返済負担を抑えることで、毎月の収入から老後資金を貯めやすくなります。
20代でマイホームを購入するときに気をつけたいポイント
ここでは、20代でマイホームを購入するときに注意したいポイントをみていきましょう。
ライフイベントにかかる大きな出費
出産やこどもの進学など、大きな出費が必要になることがあります。
毎月、計画的に貯金していても、想像以上にお金がかかるということも少なくないでしょう。
賃貸物件であれば、家賃が安いところに引越しするなどして、住居費を調整することが可能です。
しかし、マイホームを購入すると簡単に手放すことが難しくなるので、より慎重に資金計画を立てなければなりません。
収入の変化
出産や育児などで一時的に片方の収入がなくなることや、育児と両立するためにフルタイムではなく、パートタイムなどに働き方を変えることで、世帯収入が下がる可能性があります。
そのほか、転職によって収入が下がることもあるでしょう。
若い世代でマイホームを購入する場合、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるような余裕を持った資金計画を立てることが大切です。
とくに共働き世帯で夫婦の収入を前提に住宅ローンを組む場合は出産、育児などを含めた将来設計、資金計画が必要でしょう。
借入可能額の低さ
住宅ローンの借入可能額は、収入や勤続年数、申し込み時の年齢などが考慮されます。
20代などの若い世代は勤続年数や収入が低いことが多いので、借入可能額が低いことが一般的です。
大手転職サイトのdodaの調査では、20代の平均年収は341万円*であり、30代や40代と比べると年収が低いことがわかりました。
*平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)2021年版
2020年9月~2021年8月の1年間にdodaエージェントサービスに登録した人の平均年収データを、20歳から65歳までの年齢別に集計
20代は30代以上の世代と比べると平均年収が低く、その分住宅ローンの借入可能額が低くなることがあります。
そのため、希望の額を借りられず、想定よりも予算を抑えなければならないことも少なくありません。
また、事前に金融機関やFP(ファイナンシャルプランナー)に相談をして、将来設計や資金計画のシミュレーションをしてもらい、マイホームの予算を決めることが大切です。
返済負担率を25%以内に抑える
返済負担率は年収に占める年間のローン返済額の割合であり、住宅ローンについては25%以内に抑えるのが好ましいでしょう。たとえば、年収が400万円の世帯であれば、年間に充てられる住宅ローン返済額が100万円になり、毎月の返済額を約83.000円以内に抑えるのが理想です。
とはいえ、必ずしも25%以内にしなければならないというわけではなく、返済負担率が25%を超えていても住宅ローンを利用できます。。
ただし、住宅ローンは返済期間が長いので、ライフスタイルや収入が変わっても、問題なく返済できるように資金計画をしたほうがいいでしょう。
20代でマイホームの購入は可能
20代のマイホーム保有率はほかの世代に比べると低いですが、購入できないというわけではありません。
20代でもしっかりと計画すれば、憧れのマイホームを手に入れられます。
頭金なしでもマイホームは買える
マイホームは頭金なしでも購入できます。
最近はできるだけ頭金を出さずにマイホームを購入する方も増えつつあります。
ただ、頭金を多くすることで、住宅ローンの借入金額を抑えられるので、月々の負担額や総返済額を減らすことが可能です。
とはいえ、頭金を出すことで手持ち資金が減ってしまうことから、急な出費が必要なときに対応できなくなってしまうリスクがあることを留意しておきましょう。
さらに、家具、家電など、さまざまなところでお金がかかるので、総合的に判断するのが大切です。
フラットを利用する
長期ローンを組んでマイホームの購入を検討する場合は、フラットが選択肢に入るでしょう。
フラットは全期間固定金利型の住宅ローンなので、返済計画が立てやすいのが大きなメリットです。
固定金利なので、社会情勢などの影響を受けずに決まった金額を返済できます。
なお、フラットの種類には返済期間が35年の「フラット35」や、50年の「フラット50」があるので、資金計画やライフスタイルに合わせて自由に選べるのが特徴です。
返済期間が長くなれば、当然月々の支払いは少なくなり、毎月の負担額が軽減されます。
20代などの若い世代であれば、長期ローンを組むことも可能なので、住宅ローンの1つの検討してみてはいかがでしょうか。
資金援助を受ける
マイホームを購入するときに、親族から資金援助を受けることがあるでしょう。
ただ、資金援助を受ける場合、税金に注意が必要です。
というのも、身内からの資金援助であっても、1年間で110万円を超える援助を受ける場合は課税対象*になってしまうのです。
*暦年課税制度の場合
しかし、マイホーム購入のために、資金援助を受ける場合は、「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」という制度を利用できます。
令和4年度では500万円または1,000万円までが非課税限度額となるので、多額の資金援助があっても課税されないのがメリットです。
ただし、1,000万円までの非課税枠を受けるには、購入するマイホームが以下のいずれかの基準に満たしておかなければなりません。
- 断熱性能等級4以上もしくは一次エネルギー消費量等級4以上
- 耐震等級2以上もしくは免震建築物
- 高齢者等配慮対策等級3以上
20代でマイホームを購入するなら資金計画が大切
住宅ローンを利用してマイホームを購入する場合、返済期間が長いことから、しっかりと資金計画を立てることが大切です。
とくに20代などの若い世代がマイホームを購入する場合、出産や育児、転職などのライフイベントで生活環境や収入が大きく変わる可能性も否めません。
そのため、何かあった場合でも柔軟に対応できるように余裕を持った計画が必要です。
また、資金計画を立てるために、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談してプロのアドバイスを受けることもおすすめです。
まとめ
今回は20代でマイホームを購入するメリットや気をつけたいポイントについて解説しました。
20代でマイホームを購入する場合、退職する前にローンを完済できることが多く、老後計画を立てやすいのが特徴でしょう。
ただ、出産やこどもの進学など、大きな出費が必要になることも少なくありません。
そのため、資金計画をしっかりとシミュレーションした上で、予算を決定し、憧れの家づくりを検討してみてはいかがでしょうか。
ライター
関西在住の30代女性。
2021年に地元工務店で、ウッドワンの無垢材を内装に使った24坪の注文住宅を建てました。
夫と子どもの3人暮らし。注文住宅の住み心地や暮らしについて発信しています。
らすく