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ペットと暮らす家づくりで注目したいポイントとは?
犬や猫は大切な家族の一員であり、注文住宅を建てる計画を進めるなかで、飼い主もペットも暮らしやすい快適な家を建てたいと思われている方も多いのではないでしょうか。
ただ、飼い主やペットにとって暮らしやすい家とは具体的にどういった家なのかわからない方もいるでしょう。
そこで、「ペットと暮らす家」をテーマに犬や猫と一緒に暮らすための家づくりで注目したいポイントを紹介します。
✔ペットと暮らす家づくりではペットの特徴を理解することが大切
✔注文住宅ならではのペットと暮らす空間づくりができるのが醍醐味
✔ペットと暮らす家づくりでは人とペットの両方が快適なことがポイント
ペットと暮らす家では犬と猫との特徴を理解するのが大切
ペットと暮らす家づくりでは、ペットの特徴をしっかりと理解しておくことが大切です。
とはいえ、同じペットであっても犬や猫、ハムスターやウサギなど、種類によって特徴は異なります。
ここでは、犬と猫の特徴をそれぞれ具体的に見ていきましょう。
犬の代表的な3つの特徴とは
まずは、犬の代表的な特徴について紹介します。
暑いのが苦手
人間は汗をかくことで体温を調節できますが、犬は肉球を除いて、体のほとんどの部分に汗腺がないので、汗をかくことが難しいです。
そのため、「ハァハァ」と呼吸をすることで、体の熱を外に放出しようとします。
そのほか、夏は日陰やタイルなどの冷たいところで体を冷やし、体温調節することも珍しくありません。
散歩が好き
飼い主とのコミュニケーションにもつながることから、散歩が好きな犬が多いでしょう。
また、ほかの犬や人とすれ違ったり、触れ合ったりすることで、社会性も育まれます。
外の音やニオイなど、人が感じられない”ものごと”を感知でき、五感を刺激されることが多く、好奇心から散歩好きになるということも少なくないでしょう。
寂しがり屋
犬はもともと群れで生きる動物なので、寂しがりやな一面があり、家族との共存を好むといわれています。さらに、飼い主に対して深い愛情を持つことから、服従関係が生まれやすいのも犬の特徴といえるでしょう。
猫の代表的な3つの特徴とは
次に、猫の代表的な特徴を見ていきましょう。
高い所が好き
猫が高いところが好きな背景には生き物としての本能が関係しています。
高いところは見晴らしがよく、獲物を見つけやすいことに加え、木登りが得意な猫にとっては外敵から身を守る場所でもあるのです。
屋外で暮らしている猫を見かけると木や塀の上、車のボンネットでくつろいでいる姿を見かけることもあるでしょう。
爪とぎ したい
猫は爪とぎをすることで、爪の長さや鋭さを維持しています。
また、猫の肉球には「臭腺」という分泌腺があり、臭腺からニオイを擦り付けてマーキングをするために爪とぎすることも少なくありません。
そのほか、ストレス発散のために爪とぎをすることがあるでしょう。
日向ぼっこが好き
日向ぼっこが好きな猫が多く、窓辺や縁側などでくつろいでいる姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
猫が日向ぼっこをするのは、寒さがあまり得意ではないので温かい場所を好むことに加え、太陽光によって毛を乾かして雑菌やノミ・ダニの繁殖を防ぐためといわれています。
ペットと暮らす家で注目したいポイントとは
注文住宅は、間取りや住宅設備などを自由に決められるのが醍醐味です。
ペットと暮らすためにはペットの特徴を十分に理解したうえで、人だけでなくペットにとっても暮らしやすい環境づくりが必要でしょう。
ここでは、ペットと暮らす家で注目したいポイントについて紹介します。
間取りを工夫する
ペットと一緒に暮らすために注目したい家づくりのポイントとして挙げられるのは「間取りの工夫」です。
床材一つにしても、犬や猫にとって歩きやすいものを選ぶのがいいでしょう。
室内で走り回ったり、遊んだりする犬や猫にとっては、床がすべりやすいと思いがけない怪我につながる可能性があります。そのため、できるだけすべりにくい床材を選ぶのが大切です。
また、傷がつきにくかったり、掃除がしやすかったりする床材を選ぶのもいいでしょう。
とくに猫は毛が抜けやすく、床の溝に毛がたまることがあるので、掃除しやすい床材がおすすめです。
そのほか、万一、粗相したときでも掃除しやすい床材であれば、シミになりにくく、飼い主にとっても利点があるでしょう。
なお、犬や猫を飼っている家庭では空気清浄機を設置しているところも多く、空気清浄機の設置場所をあらかじめ決めたうえで間取り計画をするのもおすすめです。
安全に配慮する
人が毎日食べているものでも、犬や猫にとっては有毒になりうることがあります。
ネギ類やチョコレートなどを食べると中毒症状を引き起こしてしまい、死に至る危険性があるので、ペットが人の食べ物を誤って食べないように安全に配慮することが大切です。
たとえば、食べ物を引き出しや扉の中に入れたり、施錠できるパントリーを設けたりなど、ペットの手が届かないところに保管しましょう。
また、犬の場合はペットゲートを設けてキッチンに入ってこないようにすることも有効な対策といえます。
そのほか、庭についても安全面に配慮して、人と共存できるような工夫が必要です。
せっかくの注文住宅なので、愛犬のためにドッグランスペースを庭に計画する方も多いのではないでしょうか。
さらに、ドッグランスペースと併せてガーデニングや家庭菜園を楽しみたい方もいるでしょう。
しかし、ガーデニングや家庭菜園を行う際には注意が必要です。
というのも、野菜や植物の種類によっては、犬にとって有毒なものがあり、万一口にしてしまうと病気になってしまう危険性があります。
そのため、ペットにとってどういった野菜や植物が有毒なのかをしっかりと確認しておくことが大切です。
なお、室内の観葉植物についても、ペットにとっては有毒なケースがあるので、手の届く場所には置かないようにしましょう。
とくに猫は上下運動が得意なので、十分な注意が必要です。
くつろげるスペースを設ける
犬や猫と一緒に暮らすなら、ペットがゆっくり落ち着けるスペースを確保しましょう。
飼い主にとって居心地のいい空間だとしても、犬や猫にとっては快適とは限らないのです。
また、成犬の睡眠時間は平均12〜15時間、成猫の睡眠時間は平均で12〜16時間といわれており、1日の大半を寝て過ごしていることから、ゆっくり寝られるスペースを設けましょう。
なお、犬や猫は音やニオイにも敏感なので、音やニオイに配慮した空間づくりも大切です。
遊べるところをつくる
注文住宅で間取りを考えるときは、犬や猫などのペットが遊べるスペースをつくりましょう。
犬であれば室内でおもちゃを使って遊べる空間や、走り回れる庭をつくることを検討してみてはいかがでしょうか。
また、猫であればキャットタワーを置くスペースを確保したり、日向ぼっこがしやすい日当たりがいい大きな窓を設置したりするのもいいでしょう。
トイレスペースを検討する
ペットが安心して排泄できるようにトイレスペースを検討するのも大切です。
トイレスペースを検討するときは、人の出入りが少ない静かな場所であることに加え、ニオイがこもりにくい風通しのいい場所がおすすめです。
最近は、トイレスペースの近くに換気扇を設置したり、空気清浄機を置いたりすることがあります。
また、飼い主がすぐにペットの排泄に気づける場所を選ぶのもいいでしょう。
とはいえ、キッチンやダイニングから近いと、人が食事をしているところにトイレのニオイが流れてきてしまい、不快に思われる方もいるかもしれません。
そのため、ペットのトイレスペースとキッチンやリビングスペースとの間にしっかりと距離を取ることが大切です。
犬と一緒に暮らす家の工夫
犬は外で遊ぶのが好きなので、庭にドッグランスペースを設置することを検討する方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、愛犬が庭で遊ぶたびに玄関から出入りするのは、面倒に感じる方もいるでしょう。
最近は、リビングなどの室内スペースからテラスを通り、庭に行ける設計にすることが増えつつあります。
とはいえ、外で思う存分遊び終わったあとは、体や足が土や泥まみれになっていることもあるので、屋外に温水がでるシャワー付き立水栓を設置するのがポイントです。
猫と一緒に暮らす家の工夫
猫は上下運動が得意なので、キャットタワーなどの高さのあるものを設置しましょう。
また、注文住宅ならではの造作キャットタワーも人気があり、インテリアの一部としてデザイン性の高いキャットタワーを採用するケースも少なくありません。
そのほか、吹き抜けや梁を活用した遊び場や、日向ぼっこができるようにと天窓や大開口窓を設けることもおすすめです。
なお、自由に部屋を出入りできるようにペットドアをつけることで、扉を開放していなくても自由に出入りできるようになります。
まとめ
コロナ禍による生活様式の変化により、ペットと一緒に過ごすおうち時間を大切にする方が増えているのではないでしょうか。
ペットと暮らす家では、飼い主が快適に暮らせることはもちろん、家族の一員として、犬や猫が暮らしやすい環境をつくることも大切です。
間取りを考える段階から、ペットの特徴を理解したうえで、どうすればお互いが快適に過ごせるかを考えましょう。
ライター
関西地方在住の40代前半の主婦。
2021年12月サンヨーホームズで軽量鉄骨の平屋を建てました。
夫、愛犬ももちゃんと2人/1匹暮らし。
趣味(ロードバイク・犬)を楽しむための家づくりや生活の工夫を日々発信しています。
まるもも