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ローコスト住宅に住んでみてどう?本当はすごい費用を抑えた住宅の魅力を徹底解説!

    
ローコスト住宅 危険
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ローコスト住宅に住んでみてどう?本当はすごい費用を抑えた住宅の魅力を徹底...

ローコスト住宅と聞くと、どのような住宅をイメージされますか。

建築コストが安いことから、作りが雑だったり、営業担当者の対応が悪かったりなど、いいイメージを持っていない方がいるでしょう。

さらに、人生で最も高い買い物といわれているマイホームの建築をローコスト住宅メーカーに依頼してもいいのか不安に思われる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、実際にローコスト住宅に住んでいる経験を基にローコスト住宅の現状や特徴を解説します。

 

この記事のポイント

✔ローコスト住宅に悪いイメージを持っている方が多い

✔ローコスト住宅でも耐震等級3、断熱等性能等級5を取得できる

✔実際に住んでみると快適な暮らしを送れることを実感

 

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ローコスト住宅とは

ローコスト住宅

ローコストは英語のLow(低い)、Cost(費用)で、ローコスト住宅とは文字通り費用を抑えた住宅のことです。

大手ハウスメーカーでは、坪単価70万円を超えることがほとんどなので、予算に合わなかったり、そこまで家づくりにお金をかけたくなかったりする方も多いでしょう。

 

とはいえ、いつかは憧れのマイホームを手に入れたいという方も多く、そのようなニーズに応えられるのがローコスト住宅です。

ローコスト住宅は大手ハウスメーカーよりも安い費用で家づくりができ、坪単価3040万円台が相場なので、大手ハウスメーカーでは予算が合わない方や家づくりにお金をかけたくない方でも検討しやすいのが特徴でしょう。

 

ローコスト住宅は危険?ローコスト住宅のイメージ

ローコスト住宅 危険

ローコストと聞くと、なんとなく危ないイメージを持たれている方がいるでしょう。

「しっかり施工してくれるの?」「対応が悪いのでは?」と不安な方も多いのではないでしょうか。

 

ここでは、ローコスト住宅の一般的なイメージを見ていきましょう。

 

断熱性が低い

建物価格が安いということから、断熱材をケチっている、断熱材の性能が悪い、というイメージを持たれることがあります。

断熱性能のためにお金をかけていない印象から、家全体が寒く、快適に過ごせないと考えられている方もいるのではないでしょうか。

 

施工が雑

ローコスト住宅は施工管理が行き届かず、施工や工程が雑になりやすいというイメージを持っている方がいるでしょう。

ローコスト住宅メーカーの中には人件費を抑えるために少ない社員で運営しているところがあるので、細かいところまで目が届きにくいと感じられる方も多いかもしれません。

また、建物本体価格の安さから、実際の工事を行う下請け業者に安いコストで施工させており、雑な工事になってしまうと不安に思われる方も一定数います。

 

選べる住宅設備が少ない

ローコスト住宅は建築費用が安いので、キッチンやトイレ、お風呂などの住宅設備の選択肢が少ないと思われている方が多いでしょう。

ローコスト住宅では、住宅設備を大量仕入れすることで仕入れコストを安くしているので、特殊な設備を入れづらいということはあります。

 

対応が悪い

大手ハウスメーカーと比較すると、ローコスト住宅メーカーの社員数は非常に少ないです。

たとえば、木造住宅のエキスパートである住友林業では、営業のほかに設計士やインテリアコーディネーター、現場監督(生産担当)、外構担当(子会社の住友林業緑化)がチームとなって家づくりをサポートしてくれます。

そのほか、鉄骨メーカーのトヨタホームでも、営業、設計士、インテリアコーディネーター、現場監督が一緒になってマイホーム計画をサポートしてくれます。

 

施工棟数と社員数

ここでは、大手ハウスメーカーである住友林業とローコスト住宅メーカーとして人気の高いタマホームを比較してみましょう。

年間棟数 社員数
住友林業 8,663*¹ (2021年12月期) 5,091*² (2021年度)
タマホーム 12,324*³ (2021年5月期) 3,319*⁴(2021年5月31日現在)

*¹「2021年12月期決算概要及び2022年12月期計画について」より
*²住友林業株式会社社会関連性データより
*³*⁴タマホーム株式会社公式サイトより

上の表より、年間棟数が多いタマホームのほうが住友林業よりも社員数が少ないということがわかります。

ただ、住友林業では注文住宅事業以外にもさまざまな事業を行っているので、社員全員が注文住宅に携わっているわけではないので、あくまでも参考値です。

 

とはいえ、年間棟数が1万を超えるタマホームでは3,319人の従業員でサービスを提供しているので、1人あたりが受け持つ件数は住友林業などの大手ハウスメーカーよりも多いといえるでしょう。

社員数が少なかったり、社員1人が受け持つ仕事の量が多かったりすることから、対応が雑になりやすい、悪くなる、というイメージにつながりやすいのかもしれません。

 

見た目がチープ

ローコスト住宅では建物の見た目がチープで、同じようなデザインばかりだと思われている方が多いのではないでしょうか。

建物本体価格が安いので、デザインにお金をかけられず、施工を複雑にしないために四角い家にしていると思われている方もいるでしょう。

そのほか、屋根材や外壁材の選択肢が少ないというイメージがついています。

 

ローコスト住宅は本当はすごい!

ローコスト住宅 すごい

ここでは、実際のローコスト住宅について見ていきましょう。

 

断熱等性能等級5を取得

建築業界では、断熱性能を客観的に示す「断熱等性能等級」があります。

ローコスト住宅の中で注目されているタマホームの建物は20224月に導入された最高等級である等級5を取得しています。

また、省エネ区分47地域*¹ではUa値*²0.6以下をクリアすることで等級5を取得できます。

*¹4地域:会津若松、5地域:水戸、6地域:東京、7地域:熊本など
*²Ua値とは外皮平均熱貫流率(住戸内外の温度差1℃あたりの総熱損失量を外皮の面積で除した数値)のことで、値が小さいほど性能がいいとされています

 

タマホームでは断熱等性能等級の最高等級である等級5を取得した商品がラインナップされており、建築コストが抑えられているローコスト住宅でも最高等級をクリアした家を建てることが可能です。

 

また、昨今の家づくりではトリプルガラスや樹脂サッシを標準採用するハウスメーカーが増えていますが、ローコスト住宅メーカーでも標準採用しているところが増えつつあります。

断熱材だけでなく、サッシ自体の性能が上がったことで、快適な家を実現しやすくなっているでしょう。

 

住宅設備を自由に選べる

ローコスト住宅は住宅設備や建材を大量に仕入れることで建物価格を抑えているので、キッチンやお風呂、トイレなどのメーカーを自由に決められないと思われている方がいるでしょう。

しかし、実際はラインナップが豊富で、LIXILやTOTOEIDAIやクリナップ、タカラスタンダードやPanasonicなどのメーカーから選択できます*。
*施工メーカーによって選べるメーカーは異なる

また、定期的にキャンペーンを実施しており、無料で住宅設備のグレードを上げられることがあります。

そのほか、キッチンハウスなどの海外メーカーのキッチンや、ミーレやボッシュといった海外製の食洗器などをオプションで採用することも可能です。

注文住宅で採用するオーダーキッチンとシステムキッチンの違いとは?

 

耐震等級3を実現

地震大国といわれている日本では耐震性を意識した家づくりが行われています。

とはいえ、各社の耐震性能には違いがあるので、安いコストで建てられるローコスト住宅の耐震性が低いのではと不安に思われる方が多いのではないでしょうか。

 

地震に耐えられる建物かどうかを判断する基準に「耐震等級」というものがあります。

耐震等級は13まであり、耐震等級1は震度67で倒壊しない程度の最低基準、耐震等級211.25倍の強度、そして最高等級である耐震等級311.5倍の強度となり防災拠点の基準となる建物と同等の強度を有することが基準化されています。

 

ローコスト住宅では木造軸組工法(在来工法)を採用している所が一般的で、中には2×4工法や木造軸組パネル工法を採用している所もあり、いずれの工法でも耐震強度の計算を行い、設計します。

その際、ほとんどのローコスト住宅メーカーは最高等級である耐震等級3の基準に満たした提案をしてくれるでしょう。

 

建築コストを抑えたローコスト住宅であっても、耐震等級3を取得できるので、ローコスト住宅だからといって耐震性能が劣るわけではありません。

また、タマホームでは実大振動実験で耐震性能を科学的に証明しており、ローコスト住宅だからといって耐震性が低いとはいえないでしょう。

そのほか、オプションで制震ダンパーを採用できるので、より高い耐震性能を実現することが可能です。

 

対応はいい?

ローコスト住宅では社員数の少なさから、一人がかかる案件が多くなり、多忙な社員が多いでしょう。

そのため、対応に差が出てしまうことも少なくありません。

とはいえ、傍若無人な対応をする営業担当者はほぼいないでしょう。

 

多忙による連絡ミスや見落としが起きる可能性はあるので、営業担当者に任せっきりにせず、施主側が主体的に家づくりをする姿勢が必要なのかもしれません。

また、営業担当者との相性は大手かローコストかは関係なく、いわゆる「営業ガチャ」の要素が強いでしょう。

注文住宅では営業担当者が重要!優秀な営業担当者か見極める方法を紹介!

 

コスパがいい

ローコスト住宅を選ぶ一番の理由が「コスパの高さ」でしょう。

大手ハウスメーカーと比べると、少ない予算で希望の家づくりができるので、コストパフォーマンスが非常に高いです。

標準で選べる住宅設備や建材は大手ハウスメーカーと遜色ないものがほとんどなので、ローコスト住宅でも十分に満足な家が建てられます。

 

ローコスト住宅に実際に住んでみてどう?

ローコスト住宅 実際

ここでは、「実際にローコスト住宅に住んでみてどうなのか?」をテーマにローコスト住宅の草分け的メーカーであるタマホームで建てた筆者がレポートします。

 

寒冷地だけどちゃんと暖かい

筆者が家づくりをはじめた頃、タマホームでは「長野エリア限定商品」を展開していました。

寒冷地に対応した断熱材やサッシの仕様が魅力で、通常商品よりグレードの高い住宅設備にも目を引いたのです。

 

そのため、通常モデルではなく、迷わずに長野エリア限定商品を選んで、家づくりをスタートさせました。

さらに、当時のキャンペーンでトリプルガラスを安く採用できたのも決め手の一つです。

 

実際に住んでみて感じたことは外気温マイナス10℃でも家の中は快適だということ。

もともと住んでいた中古住宅では家の中が氷点下になる勢いだったので、快適な室温が維持されているのがウソのように感じました。

また、気密性が高いことから暖房効率も良く、リビングはエアコン1台で暖かくなります

長野のような寒冷地でもローコスト住宅で十分暖かく暮らすことができ、非常に満足しています。

 

キッチンや浴室に満足

キッチンはLIXILEIDAI、タカラスタンダードの3社が選択肢にあり、タカラスタンダードを選びました。

高品位ホーローのシリーズなので、お手入れが非常に楽なのが魅力ポイントです。

毎日の料理で汚れてもサッと拭き取ればきれいになるので、ホーローパネル仕様のキッチンを採用して満足です。

 

また、浴室はTOTOLIXILから選択でき、LIXILのお風呂を選びました

LIXILのお風呂は床の水はけが良く、掃除がしやすいので、毎日の掃除が楽なのが魅力です。

 

アフターサポートが充実

タマホームは3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、5年、10年のスパンで点検してもらえます。

現在住んでいるタマホームの家は築3年なので2年点検までしてもらっています。

1年点検以降はタマホームのメンテナンス部門が点検を行い、丁寧な対応が印象的です。

さらに、指摘した箇所については、その場で直してもらえることが多く、充実したアフターサポートが魅力です。

 

まとめ

ローコスト住宅で家づくりを検討しているものの、不安があるという方も多いかもしれません。

「ローコスト」という言葉が独り歩きしていて、昔の悪いイメージが払拭できなかったり、周囲の目が気になったりなど、さまざまな思いがあるでしょう

 

しかし、実際は大手ハウスメーカーと遜色ないしっかりとした家づくりができます

とくにメーカーへの強いこだわりがなければ、コストパフォーマンスが高く、性能も大手ハウスメーカーとは遜色のないローコスト住宅を家づくりの選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

 

ライター

2019年にタマホームで注文住宅を建てました。

ローコスト住宅だけど工夫次第で快適に暮らせる!をモットーに情報発信しています。

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じゅりい

 

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