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パナソニックホームズはいくらで建てられる？気になる費用の相場を紹介！
家づくりを検討していく中で、「実際にいくらで家が建てられるのか」が気になる方も多いのではないでしょうか。
パナソニックホームズをはじめとする大手ハウスメーカーは、坪単価が高いというイメージが強く、予算に合わないかもしれないと心配な方もいるでしょう。
そこで、「パナソニックホームズはいくらで建てられる？」をテーマに、パナソニックホームズの建築費用について解説します。
さらに、実際に家を建てた先輩施主を対象としたアンケート調査をもとに費用相場も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
✔パナソニックホームズが高いのは耐震性の高さやメンテナンスフリーの外壁が理由
✔パナソニックホームズでは坪単価100万円を超えることが多い
✔全館空調などの設備や商品の選択によって費用を抑えることは可能
パナソニックホームズは高いといわれる理由とは？
パナソニックホームズなどの全国展開型の大手ハウスメーカーは、さまざまな理由から建築費用が高いといわれています。
ここでは、パナソニックホームズが高いといわれる理由を具体的に見ていきましょう。
優れた耐震性能を実現
パナソニックホームズでは、独自の「パワテック」という鉄骨構造を採用しており、耐震性の高さが特徴です。
実証実験においては、阪神淡路大震災の約4.3倍、東日本大震災の約1.8倍のエネルギーの地震でも建物の損傷がない高い耐震性であることに加え、振動実験では建物内部だけでなく、外壁の損傷もみられなかったことが証明されています。
家の内部だけではなく外部の強さを証明しているパナソニックホームズの耐震性能は業界トップクラスといえるでしょう。
質の高い全館空調と空気管理システム
パナソニックホームズでは「エアロハス」という独自の全館空調システムを採用できます。
外気から取り入れる空気を「自然フィルター」と「HEPAフィルター」という２つのフィルターを通し、PM2.5や粒径が小さい花粉やホコリも約99.7%カットできるので、空気環境のいい空間で暮らせるでしょう。
そのほか、1年を通して温度変化が少ない「地熱」を利用することで、エアコンによる温度調整の幅を小さくし優れた省エネ性も実現しています。
メンテナンス不要の外壁
パナソニックホームズでは、メンテンナンスフリーの外壁を採用しています。
外壁には光触媒層が組み込まれており、太陽光によって外壁の汚れを分解して、雨水によって汚れを流れ落とすといった「セルフクリーニング効果」があります。
さらに、外壁の光触媒効果は60年持続することが証明されており、パナソニックホームズの外壁は耐久性が高く、メンテナンス性に優れていることがうかがえます。
パナソニックホームズの坪単価の目安とは
パナソニックホームズの坪単価は70～90万ほどといわれています。
ここでは、実際にパナソニックホームズで家を建てた方を対象にしたアンケート調査をもとに、パナソニックホームズの坪単価の目安を見ていきましょう。
|
坪単価 |
割合 |
|
70~80万円 |
約10.4% |
|
81～90万円 |
約22.9% |
| 91～100万円 |
約20.8% |
|
101万円以上 |
約45.8% |
※アンケート期間 2022年11月17日～19日にTwitterで実施したアンケート調査（48回答）
※土地および外構工事を除くすべての建築費の税込金額とする
独自のアンケート調査によると、約45.8%の方が実際に家を建てたときに坪単価101万円以上かかっていることがわかります。
パナソニックホームズでは、平均坪単価が70～90万円ほどといわれている一方で、実際は多くの方が100万円を超える単価で建築していることを留意しておきましょう。
ほかの大手ハウスメーカーとの比較
ここでは、積水ハウスやトヨタホーム、一条工務店といった、ほかの大手ハウスメーカーの坪単価と比較していきましょう。
積水ハウスの坪単価目安
大手ハウスメーカーの代名詞ともいえる積水ハウスの坪単価の目安を見ていきましょう。
|
坪単価 |
割合 |
|
70~80万円 |
約14.3% |
|
81～90万円 |
約6.1% |
| 91～100万円 |
約16.3% |
|
101万円以上 |
約63.3% |
※アンケート期間 2022年11月24日～26日にTwitterで実施したアンケート調査（49回答）
※土地および外構工事を除くすべての建築費の税込金額とする
積水ハウスでは、約63.3%の方が坪単価101万円以上と回答しており、今回調査したパナソニックホームズ、積水ハウス、トヨタホーム、一条工務店の中で101万円以上の方の割合が最も多かったです。
積水ハウスは子会社の積和建設が実際の工事を担当するほか、スタッフの約1割がカスタマーサービスに従事しているなど、特徴的な取り組みから建築費用が高くなっていることが推測されます。
一条工務店の坪単価目安
一条工務店ではどのような結果になったのか見ていきましょう。
| 坪単価 | 割合 |
|
70~80万円 |
約16.7% |
|
81～90万円 |
約18.8% |
| 91～100万円 |
約20.8% |
|
101万円以上 |
約43.8% |
※アンケート期間 2022年11月24日～26日にTwitterで実施したアンケート調査（48回答）
※土地および外構工事を除くすべての建築費の税込金額とする
ほかのハウスメーカーと比べると坪単価101万円以上の割合が少ないものの、約43.8%の方が坪単価100万円を超える建築費用で家を建てています。
一条工務店はグランセゾンやi-smartのほか、i-smileといった、多様なラインナップから選べることもあり、費用にバラつきがあるのでしょう。とはいえ、近年、建築単価が上がっていることも留意しておかなければなりません。
トヨタホームの坪単価目安
次に、パナソニックホームズと同じ鉄骨造住宅を扱うトヨタホームの坪単価の目安を見ていきましょう。
なお、トヨタホームとパナソニックホームズはプライムライフテクノロジーズ株式会社*というパナソニックやトヨタ自動車が出資する会社の傘下にあり、それぞれグループ関係にあります。
*パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホーム、パナソニック建設エンジニアリング、松村組の5社がグループ関係にあり、パナソニックホールディングス株式会社、トヨタ自動車株式会社、三井物産株式会社の共同出資による会社
|
坪単価 |
割合 |
|
70~80万円 |
約16.7% |
|
81～90万円 |
約12.5% |
| 91～100万円 |
約20.8% |
|
101万円以上 |
約50.0% |
※アンケート期間 2022年11月24日～26日にTwitterで実施したアンケート調査（24回答）
※土地および外構工事を除くすべての建築費の税込金額とする
トヨタホームでは約50.0%の割合の方が坪単価101万円以上と回答しています。
パナソニックホームズの施主を対象としたアンケート調査の票数の半数の回答だったので、単純比較は難しいものの、91万円以上と回答した方の割合が約70.8%となっているので、建築面積や設備などによってはパナソニックホームズの建築費用を上回る可能性があります。
パナソニックホームズの36.5坪2階建ての実例紹介
ここでは、筆者が実際にパナソニックホームズで36.5坪の2階建て住宅を建てたときにかかった費用について紹介します。
仕様・スペック
- 居住地：広島県
- 建築：2021年1月
- 家：パナソニックホームズ カサートC
- 建物：2階建て
- 延床面積：120.68㎡（36.50坪）
- 構造：鉄骨造
- 換気システム：エコナビ搭載換気システム（エアロハス非搭載）
なお、筆者宅では費用面を考慮し、パナソニックホームズの全館空調は採用しませんでした。
外観
内観
建築費用紹介
筆者宅で実際にかかった費用の総額を見ていきましょう。
|
項目 |
金額 |
|
建物本体 |
2,982万7,300円 |
|
工事経費 |
431,000円 |
| そのほか |
680,000円 |
|
建物工事費用合計 |
3,186万9,300円 |
筆者宅では建物工事費用の総額が約3,187万円で、建坪が36.5坪だったので、坪単価は約87万円となります。
先ほどのアンケート結果と比較すると安価な建築費用となっています。
坪単価を安くできた理由
なぜ、アンケート調査の結果よりも安く抑えられたのでしょうか。
- エアロハスを導入しなかったこと
- カサートCを採用したこと
以上の2点が挙げられます。
エアロハスの採用には約250万円の費用がかかり、カサートのランクを上げると1坪あたり約10万円ほど価格が上がります。
筆者宅ではエアロハスを採用しておらず、比較的費用を抑えられるカサートCを採用したことから、パナソニックホームズの先輩施主と比較して、坪単価を安く抑えられたのでしょう。
まとめ
今回はパナソニックホームズの建築費用について紹介しました。
パナソニックホームズで注文住宅を建てるときは、平均70～90万円の坪単価がかかるといわれています。
ただ、今回のアンケート調査では、多くの方が101万円以上かかったと回答しています。
パナソニックホームズでは、商品や設備などによって金額が大きく異なるので、どういったものを選ぶかによってバラつきが出るのでしょう。
とはいえ、筆者宅は坪単価を約87万円に抑えられています。
パナソニックホームズで費用を抑えて家を建てるなら、家の性能と費用のバランスをしっかり考えておく必要があるでしょう。
今回の記事を読んで、家つくりで必要な費用を見直すきっかけにしてもらえればと思います。
ライター
広島在住の30代男性。2021年にパナソニックホームズで注文住宅を建て、現在は妻とこどもと3人で平凡で楽しい日々を送っています。
実際に広島県で家を建てた経験から家づくりのリアルな情報をお伝えします。
自身のブログやSNSでも、家づくりに関する情報を発信中。
ヒロ
